農業経営で大切なこと
農業を始めるに当たって一番間違いやすいこと。
それは、優れた作物が作れることが良い経営だと思い込むことです。
3条件
☆優れた作物が栽培できること。
★沢山栽培すること。
☆コストをギリギリまで切り詰めること。
目的はこの3つです。
目的を達成するための、手段が大切です。
知識とスキルを混同しないことです。
スマホを思い出して下さい、説明書や仕様書をよく読んでもまず使える人はいません、しかし、字を余命ない子供でも立派に使うことが出来ます。
なぜでしょうか、経験を積み重ねたスキルだからです。
栽培も全く同じです、基礎知識を否定しません、とても重要です。
どんな職業でも万全はありません、基礎知識と経験を平行して学ぶことです。
日本電産の会長さんの言葉です、ビジネススキルは5~10年の言う長い年月をかけて身につけるものである。
だから、企業買収しても元の社員を大切にすることが重要である、ここの社員の考えを変えればとても優秀な社員に変身させることが出来る。
多くの経営者が言っています、頭の良い社員、優秀な社員を採用したいと思っているが、特別な職業出ない限り普通の人で充分である。
何より大切なことは、正しいことを正しい方法で謙虚に努力を積み重ねること。
多くの人は「漫」に悩まされます、放漫経営、傲慢、怠慢・・・。
だから失敗すると、「初心に立ち返って」と反省します。
一生どんなに努力を積み重ねても、頂点に立ち続けることは出来ません。
世の中はめまぐるしく変化を起こしています、立派な菊が栽培できたら・・・、バラの時代が来た、百合の時代が来た、トルコギキョウの時代が来た・・・。
コロナで、重要に大きな変化が訪れました。
多くの人は、もう元には戻ることはないだろう、葬式も結婚式も様変わりしてきた。
どう読み、どう対応するかが試される時代です。
花の重要は、また家庭内、自分が楽しむため、癒やすために使うのか、どのような変化が起こるのでしょうか。
失敗は成功の元について
言葉通りに、理解して失敗を繰り返せば成功するのではありません。
目的や目標を持って行動しますが、結果はいつも達成出来る訳ではありません。
常に何らかの問題(失敗)が発生します。
その問題を詳しく分析し、改善することによって成功の道が開かれるわけです。
とても単純な株、「売りか買い」しか選択肢はありませんが、ほとんど儲かることはありませんね。
しかし儲ける人がいるのも事実です。
ストックの八重鑑別、これも選択肢は二つに一つ、何年やっても難しいですね、しかし抜群な人は現実にいます。
確率を高める努力です。
私はよくお医者さんの本を読みます。
とても参考になります、常に実行を伴うからです、「ようするに行動学です」。
正しい判断、間違った判断、そんな判断、決断を先送りする、行動を起こさない判断、何故人は正しい判断が出来ないか。
医者と患者、常に良くも悪くも対峙します。
治療をする、受ける。 医療知識のプロとアマ。 信頼の有る無し。お金の支払い・・・・・。
つくづく大変な職業だと思います。
ときには専門外、緊急性、未知の経験、しかし、医者は必ず決断して行動を起こさなければなりません。
経過措置ばかりでは、病気や怪我は改善しません、全ての責任を取り執刀します。
医者も人間、判断を誤ることがあり、失敗もします、未経験だとは口が裂けても言えません。
必ず、行動が伴い結果が後日でます。・・・心労の職業
失敗を繰り返せば成功の確率が飛躍的に高まります。
農業もスポーツも本を読めば少しはまねが出来ますが、本来のレベルに到達することはあり得ません。
県の研究員さんや普及員さんに、農家の圃場での現場体験は必要不可欠だと言い続けています。
現場と本に書いてあることは前提条件が違う、求める結果も違うからです。
行動経済学
行動経済学を語るには、切っても切れない言葉があります、それはプロスペクト理論です。
プロスペクト理論とは、難しい言葉ですが、不確実性下における意志決定モデルの一つです。
余計、分からなくなるかも知れませんが、人は貪欲な部分があります、目先の利益や損失で意志決定が変化することです。
人は利益より、損失をより嫌う気持ちが先天的に備わっています。
例えば子宮頸がんのワクチン、程度の副作用が認められています、しかし将来癌になる確率は飛躍的に低下するのは実証済みです。
しかし目先の副作用が怖くて拒否してしまいます。
せっかくの検診のチャンスを先延べして後悔するのもそのためです。
人は最善や最良を求め選択しますが、今が不明瞭・不正確であるので、現在を過大評価しがちである。
最善を選択したつもりでも、離婚するのはそのためです。
限られた情報により、最終的には漠然と最良だと判断してしまう、すなわちヒューリスティックにたより、必ずしも正しい判断ではない。
要するに、自分は正しい選択を自分はしているつもり、おまけに人には潜在的にバイアスがかかっている。
従って間違いを犯してしまう。
決断は別として、ときには第三者に正しい判断を仰ぐことも重要。
そのように心がけることが大切だとおもいます、(人間の心理を深く知っておくことが大切)
フレーミング効果・・・同じ事でも表現の違いで違った選択をする。
利益を強く表現されるのと、損失を強くされるのでは、同じ事でも違った選択をすることです。
それをうまく利用したのが、紛らわしい宣伝であり、人を巧みに誘導するのです。