過疎化はなぜ止まらない

大きな社会問題ですが私なりに考えてみました。
戦後は食糧難と木炭需要により、私たちの地域に人口が増えた時期がありました。
しかし、木炭需要がなくなり仕事を失った人々は去って行き、出稼ぎで一時期耐えたもの零細農家は地域を捨て県外に転出が始まりました。
それは、庭に落ちた砂糖に群がるありと同じです。

人もより良い生活を求め都会に出て行く、人口が減れば当然荒廃してしまいます。
高齢者や身体弱者は移動がしにくく取り残されます。
特に中山間地域は、多くの地理的条件に制約され職業は強く制約されます。
農地を守りたい意識は良いのですが、稲作に依存していては益々厳しくなってしまいます。
コロナの関係もあるでしょうか、益々需要は減って既に採算がとれないほど厳しくなっています。
稲作に依存する限り歯止めはききません。
農地を守っても、地域で生活が出来なくては本末転倒です。
既に農村は対策が後手後手になり既にゆでがエルになっています。

脱却しなければなりません。
農村に人を呼び込もうと思ったら、古きを守るのも大切ですが、地域を創造と創作しなければなりません。
横並び精神では益々過疎化は進んでしまいます。

対策はあるでしょうか、現実的には工場誘致が簡単にできるわけがありません。
厳しいかも知れませんが高収益作物を作る以外ありません。
ブドウなどの果樹、イチゴなど単価が取れる作物、花やほうれん草などの葉物野菜や和牛など、まだまだありそうです。
友人がサーモンを養殖し頑張っています。
簡単に言えば、集落の農地でいくらお金が稼げるかで、人口の転入・転出が決定されます。(数百万円ですか、数千万円ですか、)
稲作では2~3戸しか自立できません、高収益作物で自立する以外ありません。
多くの方々は年金がある、贅沢しなければ生活できると考えられていると思います。
そうではありません。
しかし公的年金を受給されていても、既にかなりの方が厳しい生活を強いられているそうです。
将来をみると、公的年金制度を維持することが困難だそうです、正しく言えば破綻が見えているそうです

 私は野菜を栽培して連続して市に寄贈しています。
そこで初めて福祉・学校関係者の方々と話すことが出来ました、今まで何も知らなかったのです。
現実を知り愕然としました、都会ばかりの問題かと思っていました。
今はプライバシーが強く守まれ現実を何一つ知ることは出来ませんが、改善に努力することが必要だと強く感じました。